今さら指輪物語・ロードオブザリングの感想4 〜「王の帰還」2回目感想〜
※これは押入れから発掘された、10年以上前のHDDに保存されていた文章です。そのまま晒しています。
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2004.2.18
「王の帰還」
2回目(2月18日六本木ヴァージンシネマ)
- 2回目にして感動した。お約束のサムフロ背負いシーンとか、ファラミア&デネパパとか。でもやっぱり一番感動したのはローハン軍突撃シーン!角笛から突撃までの一連の場面はローハン格好よすぎて鳥肌たつ!ただ、エオメルがほとんど登場しないのがやっぱり残念だけど。
- 1回目は話を追うのに集中していたのか、ようやく内容や音楽にまで気が向くようになったらしい。あと戦闘シーンもちょっとは見られるようになった。前回は動きが早すぎてよく分からなかった…。一番はもちろんローハン突撃だけど、ファラミアinオスギリアスもアラゴルンの戦闘シーンよりずっと良かった。アラゴルンの戦闘シーンって全然印象ないなあ。
- ゴンドールは光闇・白黒のコントラストが強調され、都会らしく洗練された印象で美しいんだけど、私はローハンの鄙びた素朴な文化のほうが好み。色彩もくすんだ緑赤金で温かみがあり草木になじんでいる感じがすごくいい。兜や鎧のデザインもゴンドールの黒一色よりも色彩豊かなローハンの方が美しいと思う。個人的な好みだけど。
- やっぱりセオデンがエオウィンに「王位を継げ」って言ってるのがおかしいと思うんだけど…。そのせいでエオメルの印象が一層薄くなって、セオデン亡き後はエオメルが王のはずなんだけど、説明もないし、原作を知らない人は彼が王だと気づいてないんじゃいかなあ。
- 烽火シーンはやっぱり面白すぎて興奮した。笑いで震えそうだった。こういう突っ込みどころ満載なシーンは大好きだ。
- デネパパの扱いはやっぱりひどすぎる。
- ガンダルフ、街中を馬で疾走させるのは危険だ。あと室内にも馬で入るのはどうか?
- 主題歌がいいね。「水平線の彼方に何が見えるか?カモメは何故鳴くのか?」だって。レゴのカモメシーンはなかったけど、彷彿とさせる。
- ファラミア、原作とはキャラが違ってて原作ファン的にはNGらしいけど、私は原作より映画の方が好きだな。原作は人格者すぎて好きじゃない。こんな完璧な人いないよ!って思う。どうでもいいけどファラミア、まつげがくるんとしすぎ。目だけ女の子みたいだった。
- 「私は人間に希望を与えた。私のためには希望を取っておかなかった。」っていう原作のギルラインの台詞、アラゴルンが言うのはちょっと違うよな。ラストのフロドの方が相応しいよなーと思った。人間じゃないけど。